イム・ヒジョンのティーショット。(画像提供:wowkorea)
イム・ヒジョンのティーショット。(画像提供:wowkorea)
イム・ヒジョン(21/韓国土地信託)が19日、チュンチョンブクド(忠清北道)ウムソン(陰城)郡にあるRainbow Hills CCで開かれた「DBグループ第36回韓国女子オープン」最終ラウンドで、通算19アンダー・269打で大会最少打を記録し優勝した。大韓ゴルフ協会(KGA)が主管する同大会は、ナショナルタイトルであり韓国女子プロゴルフ(KLPGA)ツアーシーズン2回目のメジャー大会だ。総額賞金は12億ウォン(約1億2000万円)。

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 イム・ヒジョンは今シーズン初、10か月ぶりの優勝を手にし、ツアー通算5勝目を記録。優勝賞金3億ウォンを獲得しながら今年の賞金王のチャンスをつかんだ。メジャー大会優勝は2019年KLPGAチャンピオンシップに続く2回目となる。

 イム・ヒジョンは2ラウンドから首位となり、3ラウンドまで揺れることなく首位をキープ、4ラウンド15番ホールでこの日初のボギーを記録するなど、優れた実力を見せた。イム・ヒジョンは「初めからスコアを守るという考えはなかった。20アンダーを目標にしていたが、1打が残念」としながらも、「優勝トロフィーに名前を刻むことになり満足だ」と述べた。

 イム・ヒジョンは2014年から韓国代表としてプレーし、2018年のアジア大会で団体戦銀メダルを獲得。その後プロに転向し、通算5勝をマークした。今年4月には車両が廃車になるほどの交通事故に遭ったが、後遺症から脱却し優勝。ギャラリーからの大歓声を浴びた。

 ファンクラブの会員たちは競技会場を訪れ、「あなたと一緒だから幸せです」と書かれた横断幕を掲げ応援した。

 イム・ヒジョンは優勝インタビューで「今回の優勝でこれまでの精神的苦痛をある程度拭うことができた。韓国女子オープンという大きな大会の優勝者リストに名前を残すことができて光栄」とし、「シーズン3勝と2週連続優勝、キャリア目標は残る3つのメジャー大会優勝だ」と意気込んだ。また、スイングの教科書と呼ばれるイム・ヒジョンは後輩たちに向けて「練習のみ」とアドバイスした。

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