故ソン・ヘさんに金冠文化勲章...尹大統領「国民に大きな笑いと感動を与えた」(画像提供:wowkorea)
故ソン・ヘさんに金冠文化勲章...尹大統領「国民に大きな笑いと感動を与えた」(画像提供:wowkorea)
韓国で30年間にわたり、のど自慢番組の司会を務め、最高齢司会者としてギネスブックにも記録されているソン・ヘ(宋海)さんが6月8日、享年95歳で死去した。

 韓国大統領室はこの日、「政府は故ソン・ヘさんに韓国大衆文化芸術の発展に寄与した功績をたたえ、金冠文化勲章を追叙した」と明らかにした。

 韓国の文化勲章は文化芸術の発展に功績を立てて、国民文化の向上や国家の発展に寄与した功績が明確な人物に授与する勲章で、金冠は1等級の勲章に該当する。

 ユン・ソギョル(尹錫悦)大統領は同日、葬儀場が設けられたソウル市チョンノ(鍾路)区にあるソウル大学病院の葬儀場に、パク・ポギュン(朴普均)文化体育観光相を送り、遺族に弔電と金冠文化勲章を渡した。

 尹大統領は弔電で「ソン・ヘさんがお亡くなりになった知らせに、悲しい気持ちを禁じえない。ソンさんは半世紀を超える間、歌手やコメディアンとして、そして国民的な司会者として活動しながら、国民に大きな笑いと感動を与えた」と述べた。

 続けて「特に、韓国で最も長く続いているテレビ番組である『全国のど自慢』で司会を務め、国内大衆音楽が幅広い年齢層に浸透するきっかけを作った功績がある。大衆文化芸術家の権益保護にも努め、さまざまな社会貢献活動にまい進された」と付け加えた。

 また「情熱的なソンさんのお姿を再び見られないのはとても残念だ。日曜日のお昼にソンさんの情感あふれる司会で、泣いたり笑ったりした隣人の懐かしい歌や話は、国民の心の中に思い出として残るだろう」と残念がった。

 最後に「悲しみに沈んでいらっしゃる遺族の方々に、心より慰労を伝え、謹んでソンさんの冥福をお祈り申し上げます」と弔電を終えた。
Copyright(C) herald wowkorea.jp 104