「中国、ロシア産原油を低価格でひそかに購入を増やす」

ウクライナ侵攻で西側諸国がロシア産の原油輸入を中断したが、中国は低価格のロシア産原油購入をひそかに増やしたと、20日(現地時間)にロイター通信が報じた。

石油市場分析会社であるボルテクサによると、今月に入って中国のロシア産原油輸入量は、1日平均110万バレルを記録し、過去最高値を更新した。中国はロシア産原油を今年の第1四半期で1日平均75万バレル、昨年は1日平均80万バレル輸入していた。

ロイター通信は船舶仲介報告書を引用して、中国の防衛産業企業である中国北方工業(ノリンコ)の子会社である振華石油と中国国営石油会社である石油化工(シノペック)の子会社である中国国際石油化工聯合(ユニペック)がロシア産原油の購入を主導していると伝えた。

ロイター通信は「中国がロシア産原油に背を向けた西側諸国の空白を埋めている」とし「ロシアはこれを『特別軍事作戦』と呼んでいる」と説明した。