北朝鮮、韓国政権交代期にICBM・SLBMで挑発…韓国軍「追加発射警戒」(画像提供:wowkorea)
北朝鮮、韓国政権交代期にICBM・SLBMで挑発…韓国軍「追加発射警戒」(画像提供:wowkorea)
北朝鮮が、韓国政権の交代期を狙って、朝鮮半島の緊張感を最高潮に引き上げている。

 北朝鮮が7回目の核実験を強行すると心配されている中で、3日前の大陸間弾道ミサイル(ICBM)に続いて、7日にも潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の試験発射をしたことが分かった。7日、ヘラルド経済新聞など複数の韓国メディアが報じた。

 合同参謀本部は「軍は今日午後2時7分頃、北朝鮮がハムギョンナムド(咸鏡南道)シンポ(新浦)の海上から海(トンヘ、日本名:日本海)上に、SLBMと推定される短距離弾道ミサイル1発の発射を探知した」と明らかにした。

 現在、韓国軍は追加の発射に備えて、米国と緊密な協力の下、関連動向を注視しているという。

 北朝鮮のSLBM発射は、ユン・ソギョル(尹錫悦)韓国次期大統領の就任3日前に行われた。バイデン米大統領との首脳会談も16日後に控えている。

 7日、国民日報によると、尹次期大統領側は7日、北朝鮮のSLBM発射について「北朝鮮の挑発に対する根本的な対策と、核ミサイルの脅威には実質的な抑制能力を備えていく」と明らかにした。

 韓国大統領室のキム・ソンハン国家安保室長内定者は、声明を出し「新政権は発足と同時に、全般的な北朝鮮による核ミサイルの脅威を再評価し、早期に政府の力量を結集する」とし、北朝鮮の挑発に力づよく対応するという意志を示した。
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