新メンバーとして加入した“末っ子”ウン・ジウォン(SECHSKIES)。(画像:画面キャプチャ)
新メンバーとして加入した“末っ子”ウン・ジウォン(SECHSKIES)。(画像:画面キャプチャ)
SBSの日曜バラエティー「イ・スンギのチプサブイルチェ~師匠に弟子入り」(以下、「チプサブイルチェ」)がまた転換期を迎えた。今月17日の放送から、新メンバーとしてウン・ジウォン(SECHSKIES)が加わったのだ。

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それにしても、ウン・ジウォンは現在、「目指せ卓球王!」、「裸の世界史」(共にtvN)にレギュラー出演しており、「君の声が見える9」(Mnet、tvN)が16日に終わったが、その翌日からまた新しいレギュラーが始まり、バラエティー出演が本当に切れない売れっ子だ。

それはともかく、これまでイ・サンユン、シン・ソンロクといった俳優、ソンジェ(BTOB)、チャウヌ(ASTRO)といったアイドルがレギュラーを務めた後、卒業。そのようなメンバー入れ替えを経て、昨年7月から合流した俳優ユ・スビンが10日の放送をもって卒業したため、その後任として投入されたということだ。

同番組は、イ・スンギが「2018 SBS芸能大賞」で大賞を受賞し、SBSの看板バラエティーへと成長したが、徐々に勢いを失い、最近では視聴率3%後半から5%中盤の間を行き来している状況。新しい風が必要だったはずだ。新メンバーが俳優でもアイドルでもなく、イ・スンギと相性が良く、面白い相乗効果を発揮できるウン・ジウォンが起用されたということに、番組側が転換を模索しているということが透けて見える。

イ・スンギとウン・ジウォンの共演はKBS第2「1泊2日」シーズン1(2007年)、tvN「新西遊記」シーズン1(2015年)、最近ではNetflixのバラエティー「ニュー・ワールド 〜ここは新世界〜」(2021年)でも息を合わせ、絶妙な掛け合いを見せてきた。「チプサブイルチェ」にも“一日弟子”としてゲスト出演したことがあり、抜群のコンビネーションを見せていたので、放送前から15年来の付き合いになる2人の再会が話題となっていた。

そうしてウン・ジウォンを迎え、新たな幕が開いた「チプサブイルチェ」。ところが、この日の視聴率は3.4%(ニールセンコリア調べ、全国基準)を記録。期待されていただけに、前週の4.2%をさらに下回ったのはある意味衝撃だった。同時間帯1位だった「1泊2日」は女優ハン・ガインを迎えた3週目の放送で、さすがにインパクトが薄れてきたのか、こちらも9.9%と久しぶりに2ケタを切る数値に下がってしまい、こちらに視聴者が流れたわけでもなさそうなだけに、残念な結果ではあった。

この日は、メンバーたちよりも先にウン・ジウォンが到着し、「入学をお祝いします」と書かれた垂れ幕を見て、「歓迎を自分一人でするところがどこにあるんだ」とイラつきながらも、地上波の番組は久しぶりだとニッコリ。この番組がSBSだったことも知らず、勉強は自分には合わないというウン・ジウォンは、スタッフから「学ぶ番組ですよ」とつっこまれ、一瞬「え?」という表情をしてしまうなど、オープニングからウン・ジウォンらしさがあふれていた。真っ先にハグをしたイ・スンギとも相変わらず小気味の良いやり取りで、新しく入った“末っ子”感はまるでなく、最初から馴染んでいたのは、さすがベテランという感じだった。

そして、師匠として登場したのは俳優キム・ウンス。“一日弟子”としてジュホン(MONSTA X)も加わり、春の山菜体験と悩み相談が展開される内容だった。特に、山菜料理の試食では苦いともん絶したウン・ジウォンとジュホンが、キム・ウンスに悩みを相談し、共感できるアドバイスをもらってスッキリ解決するなど、温かい雰囲気が漂っていた。

番組終了後、この番組は師匠が主人公となるため、ウン・ジウォンが持ち前の良さを生かし切れていないという指摘もあったが、メンバーたちとの相性も悪くなさそうであり、今後、どのような立ち位置で番組を盛り上げていくのか、期待要素は十分だ。このベテラン“末っ子”の加入が、番組にどのような変化をもたらすだろうか。

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