尹錫悦、国民の力大統領選候補(画像提供:wowkorea)
尹錫悦、国民の力大統領選候補(画像提供:wowkorea)
ユン・ソンニョル(尹錫悦)国民の力(野党第一党)大統領選候補が8日「私には最も強い政治的勢力があるが、まさしく国民だ」と明らかにした。

尹候補はこの日、チェジュ(済州)での遊説で「共に民主党(与党)の人たちは国民の支持で私が大統領になれば(自分たちの)180議席をもとに、まともに政府運営ができないように妨害したり、あるいは我が党の離党者を集めて私を『弾劾することもできる』と騒いでいる。私としては『やるならやれ』だ。私には最も強力な政治的支持勢力がある。まさしく国民ではないか」と述べた。

尹候補が当選すれば、すぐさま‘与小野大’の状況を迎える。これに対し、与党を中心に「植物大統領になる」という攻勢が展開される中、尹候補が攻撃態勢を整えたということだ。

尹候補はイ・ジェミョン(李在明)共に民主党(与党)大統領選候補の‘テジャンドン(大庄洞)疑惑’については「下僕の公職者たちが(主人である)国民から与えられた権限を乱用して金儲けし、業者と癒着すれば徹底的に厳罰するのが主人に対する道理」と述べた。

また、プサン(釜山)での遊説では李候補の‘ルーズベルト’式経済復興策をめぐり「1930年代の米国のニューディール政策にならい、富裕層から税金をたくさん取り立て、財政を投資して公共事業を行い、景気浮揚をさせると言っている。国が滅びる近道だ」と主張した。

テジョン(大田)での遊説でも「あんな権力と手を握ればたちまちに10代が使っても余るお金を手にするのに、どこの実業家が少ない利益を稼ごうと苦労するだろうか。金を投資するのか。どんな労働者たちが死ぬために働くのか」と述べ、大庄洞疑惑をターゲットにした。

尹候補は、強硬労組に対する厳格な対応原則も強調した。

尹錫悦は「韓国の賃金労働者は2500万人だが、このうち約4%にあたる約100万人を強硬労組が代弁している。(強硬労組が)法を守らなくても、共に民主党政権は見て見ぬふりをしている」と述べた。

さらに「こうした強硬労組を前衛隊に立てて政治同業する政権なのに96%の労働者はどうしろというのか。これが労働者や国民のための政権なのか」と問い詰めた。

続いて「元請けであれ、下請けであれ、正規職であれ、非正規職であれ、同じ労働をする者は同じ補償を受けるのが公正の原則」と述べた。

尹候補は「私は共に民主党のように国民の力と一党独裁をすることはできないではないか。野党とガバナンスを行うべきではないか。国民の党との統合を速やかに終え、国民の力の政治地形と外延を広げ、より多くの国民の意見を傾聴して受け入れる」と述べた。

この日、尹候補は本投票を翌日に控え、済州から、釜山、テグ(大邱)、大田、ソウルなど、南から北上して遊説を行った。

尹候補は「政治文法や計算法も分からない私が数か月間のマラソン旅程を終え、ゴール前のスタジアムに帰って来た。私が1番で決勝テープを切り、国を変える機会を与えてほしい」と述べた。

さらに「不正し、腐敗し、国民に不十分なこのような政権を交代させ、本当に素晴らしい自由民主主義の大韓民国、経済繁栄の大韓民国を作らなければならないのではないか。皆さん全員、必ず投票してほしい。投票すれば変わる」と強調した。
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