オミクロン拡散するほど警戒心↓MZ世代の危険な「安心」=韓国(画像提供:wowkorea)
オミクロン拡散するほど警戒心↓MZ世代の危険な「安心」=韓国(画像提供:wowkorea)
「コロナにかかって病気をするより、職場に迷惑をかけて罪人になりそうで怖かったのですが、今では周りにたくさん感染者が発生して心配がなくなりました」

 会社員のAさん(28)は、知人が最近コロナの判定を受けて回復したという。それを知ったAさんは「感染者が多くなると、むしろ『誰でもかかるものだ』と思い、正直安心する」と話した。

 韓国の中央防疫対策本部は9日午前0時基準で、新規コロナ感染者が4万9567人で、5万人に迫ったと発表したが、MZ世代(20・30代)の間では、感染者が急増するほど、むしろ警戒心が弱まる雰囲気だ。

 オンラインとSNSでも警戒心を弱めるような「コロナ感染の感想」が相次いでいる。症状を紹介し、対処方法を共有する場合もあるが、「かかってみると大したことはない。あまり不安に思うな」という内容の書き込みも掲載されている。オミクロンをインフルエンザのように捉える内容の書き込みも見られる。

 このような状況のため、ソウル主要地域の歓楽街には、若者を中心に飲酒を楽しもうとする人々が見られる。前日、ホンデ(弘大)付近で友人と酒を飲んだキム某さん(35)は「人気の高いレストランは午後6時前に行かないと、席を取ることができない」とし「居酒屋が閉まる夜9時過ぎは、タクシーもバスもみんな取り合いだ」と話した。営業制限時間を避けた午前5~6時、カンナム(江南)の一部のクラブでは人々がマスクを外している姿も発見された。

 若年層を中心にオミクロンは致命率が低く、症状が軽いという認識が広がっているが、専門家らは油断は禁物だと警告する。ホン・ユンチョルソウル大病院公共保健医療振興院長は「オミクロンは感染力が強く、重症になる患者と死亡者が依然としている状況」とし「周辺の軽症患者や無症状者だけを見て軽く見てはいけない」と述べた。
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