防衛相、北朝鮮は「日本が射程圏内の弾道ミサイルを数百発保有」=韓国報道(画像提供:wowkorea)
防衛相、北朝鮮は「日本が射程圏内の弾道ミサイルを数百発保有」=韓国報道(画像提供:wowkorea)
岸信夫防衛相は24日、「北朝鮮はわが国(日本)を射程に収める弾道ミサイルを数百発保有している」と明らかにした。

 また、岸田首相は同日、「北朝鮮は新型コロナウイルスと経済制裁の影響で厳しい状況に直面していると十分に考えることができる」と述べた。

 韓国メディア「Liberty Korea Post」は聯合ニュースを引用し、岸防衛相はこの日衆議院予算委員会に出席した席で最近相次いだ北朝鮮のミサイル試験発射に関連する質問を受けてこのように答えたと報道。

 これに先立ち、防衛省は昨年7月に発表した「2021年防衛白書」で「北朝鮮はすでに日本を射程に収めるノドンやスカッドERという弾道ミサイル数百を保有している」と記載していた。

 岸防衛相は「北朝鮮は非常に速いスピードで弾道ミサイル開発を進めている」とした上で、「特に昨年9月以降、極超音速ミサイルと称するものや変則軌道で飛翔(ひしょう)する弾道ミサイルなどを立て続けに発射した」と説明。また「ことしに入り2週間の間に4回という極めて高い頻度で、鉄道からの発射や水平軌道を含む変則的な軌道の可能性がある飛翔など、新たな形態での発射を繰り返している」と言及した。

 その上で「これらを通じて、北朝鮮が発射の兆候把握を困難にする秘匿性・即時性や奇襲的な攻撃能力の向上、発射形態の多様化などと関連した技術と運用能力の向上を急速に図っている」と評価し、「弾道ミサイル発射を含めた北朝鮮の軍事行動は、わが国の安全に対する重大かつ切迫した危機」と強調した。

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