中国で「石炭クーポン」が復活した。毛沢東時代の遺物とされている「石炭クーポン」まで登場したことから「中国の石炭供給難は尋常でない状況だ」と分析されている。

中国共産主義青年団の機関紙”中国青年報”は「最近、山西省の朔州市が4万6000世帯に石炭クーポンを発行した」と報道した。これは、供給不足により価格が高騰したことで、住民たちに冬の暖房用石炭を支援する措置である。クーポン1枚につき2トンの石炭支援を受けることができる。「冬を越えるのには十分な量だ」とこのメディアは伝えた。

中国は電力難の解消のために11月、オーストラリア産の石炭輸入を再開した。オーストラリアとの関係悪化により昨年11月以降オーストラリア産石炭を輸入していなかったが、電力供給が円滑に行われないことから再び輸入に乗り出したのである。

一方「石炭クーポン」発行の知らせに、中国のSNSはこの問題に沸いている。「石炭クーポンが毛沢東時代を連想させる」という理由のためだ。毛沢東時代では深刻な食糧難と生活必需品不足により、住民たちは政府が定めた配給品を受け取って生活していた。

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