11月1日から「ウィズコロナ」12月には屋外でのマスク着用義務廃止=韓国(画像提供:wowkorea)
11月1日から「ウィズコロナ」12月には屋外でのマスク着用義務廃止=韓国(画像提供:wowkorea)
韓国では、11月1日からウィズコロナ(段階的日常回復)の第一歩を踏み出す見通しだ。韓国で最初の患者が発生してから1年9か月、651日ぶりのことだ。この日から、多くの施設では時短営業から通常営業に戻り、早ければ12月中旬からは、屋外でマスクを外すことができる計画だ。

保健福祉部中央事故収拾本部は25日、ソウル市中区の韓国プレスセンターで開かれた「新型コロナ段階的日常回復履行計画公聴会」で、このような内容の防疫・医療分野のロードマップd草案を公開した。

11月1日からの防疫緩和は、大きく3段階に分けて行われる。各段階は、履行期間4週、評価2週間、計6週間に及ぶ。防疫状況に大きな問題がない場合、12月13日に2次改編し、来年1月24日に3次改編が行われる見通しだ。屋外のマスク着用義務は、第2段階で廃止が検討される。しかし、室内でのマスク着用は、日常回復の全過程で「原則」である。 第3段階からは、施設運営・イベント・私的集まり関連の制限がすべて解除される。

段階の改編基準は△ワクチン接種完了率(1回目70%、2回目80%)△集中治療室・入院病床余力(40%以下)△週間重症患者・死亡者の発生規模△流行の規模、再生指数などである。

国民の関心を集めている、公共施設利用の規制については、第1段階からリスクの高い遊興施設を除く、すべての施設の営業時間制限が解除される。具体的には、感染リスクが比較的低い、塾、映画館、劇場、読書室などの営業時間の制限が全面解除され、接種完了者の場合、人員や飲食制限を設けないなどのインセンティブが適用される。

防疫当局は、映画館を例に挙げ、団体客が全員接種完了者である場合、席を空けずに座ることができ、ポップコーンなどの飲食を許可すると説明した。飲食店やカフェでは、時間制限は解除されるが、ワクチン未接種者は利用が制限される。これに関連し、現在首都圏8人、非首都圏10人までの私的会合人数制限は、接種有無にかかわらず、1〜2次改編すべて10人までに可能にする。

チョン・ウンギョン疾病管理庁長は、この日の公聴会のあいさつで「伝染力の高いデルタウイルスの流行もあり、ワクチン接種率が70%を達成したが、新型コロナウイルスを根絶することはできない」とし「感染リスクと被害を最小限に抑えながら、安全に共存する方法を見つける必要がある」と述べた。

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