70%ワクチン接種の完了率(18歳以上の基準では80%)は、国内新型コロナウイルス感染症のまん延時期に政府が段階的な日常回復の転換基準として提示した数値である。
コロナ予防接種対応推進団(推進団)によると、ワクチン別勧告回数どおりにすべて接種を受けた接種完了者は、この日の午後2時現在で累計3594万5342人と暫定集計された。
これは全体人口(昨年12月基準、5134万9116人)の70%に当たる。
接種完了率70%を達成したこの日は、2月26日に国内で初めてのコロナワクチン接種をしてから240日目、2次接種を始めた3月20日から218日目になる。
この日午前0時現在の接種完了者は、3563万50人(69.4%)だったが、その後14時間の間に31万5292人が追加で接種を終えた。
1次接種者は累計476万564人で、全体人口比79.4%となった。
チョン・ウンギョン(鄭銀敬)疾病管理庁長は「国民が本人と家族はもちろん、共同体の健康と安全を守るための参加意識で積極的に予防接種に取り組んでくれたおかげで、全国民の70%が接種を完了することができた。国民の皆さんに心から感謝する」と述べた。
続いて、全国の委託医療機関や予防接種センターの医療陣や関係者、ワクチン生産や配送支援の業務従事者にも感謝の挨拶を伝えた。
さらに「段階的な日常回復に安全に転換するため、まだ接種をしていない人、特にコロナ重症危険度が高い60歳以上の高齢者は接種をしてほしい」と要請した。
推進団によると、18~49歳の年齢層の2次接種と小児・青少年・妊婦の1次接種は順調に行われており、高危険群(高齢層・免疫低下者・医療従事者など)に対する追加接種も進行している。
一方、韓国政府はワクチンの購入契約が遅れ、大統領の責任論が取り沙汰されていた。その後、大統領が米国のワクチン製造会社の社長に面談を要請したり、使節団の訪米して発表した内容が嘘との騒動も起きていた。在韓米軍と作戦を行う韓国軍にワクチンを提供するとの理由で米国政府の助けもあり、現在はワクチン不足は解消している。
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