米国の国連大使は「北朝鮮の弾道ミサイル発射を、国連の対北制裁委員会で論議する」と伝えた(画像提供:wowkorea)
米国の国連大使は「北朝鮮の弾道ミサイル発射を、国連の対北制裁委員会で論議する」と伝えた(画像提供:wowkorea)
米国は「北朝鮮の弾道ミサイル発射問題を、国連安全保障理事会傘下の対北制裁委員会で論議する」と明らかにした。

米国のトーマス・グリーンフィールド国連大使は17日(現地時間)、国連総会参加説明記者会見で「北朝鮮が数日前に行なったミサイル発射試験について、非常に遺憾であるということを明確にする」とし「我々はどこまでも域内パートナーシップたちと接触してきており、また安保理で論議したが、さらに1718委員会(国連安保理決議1718)で話し合う予定だ」と語った。

1718委員会とは、国連安保理傘下の対北制裁委員会を意味する。今回の弾道ミサイル発射が明白な国連安保理対北制裁決議違反であることから、今回の発言は、対北制裁委員会を経て対応措置を講じる可能性を示唆したものである。

ただ会議の召集はしても、措置はとらない可能性もある。

国連安保理は、ことしの3月に北朝鮮が短距離弾道ミサイルを発射した当時も、非公開で安保理傘下の対北制裁委員会会議を開いたが、具体的な措置はとられなかった。

安保理は通常、北朝鮮の核実験と中長距離弾道ミサイル発射時には糾弾声明や制裁決議を採択してきたが、短距離弾道ミサイルにはほとんど特別な対応をとらない傾向がある。

一方、北朝鮮は「短距離弾道ミサイル発射は挑発ではなく、内部の国防力強化計画による自衛の活動だ」と主張している。

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