超小型衛星システムの運用イメージ(防衛事業庁提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
超小型衛星システムの運用イメージ(防衛事業庁提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】韓国の防衛事業庁は10日、超小型衛星システムの開発に来年着手すると発表した。

 超小型衛星システムは探知対象地域の異常の兆候を識別できる偵察衛星システムで、これを用いれば北朝鮮の移動式ミサイル発射台などの探知も可能になる。同庁は超小型衛星の開発を経て、2025年に1号機を打ち上げる計画にしている。

 韓国が現在運用している衛星では北朝鮮の移動式発射台や核・ミサイルの脅威をリアルタイムで探知するのは難しく、実質的に米国の偵察資産に依存している状況だ。

 国防科学研究所の主管で開発が進められている軍偵察衛星が完成し、超小型衛星も備われば、20年代半ばには韓国軍が朝鮮半島を24時間365日直接監視する偵察能力を有することになると同庁は伝えている。


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