対日輸入の依存度(画像提供:wowkorea)
対日輸入の依存度(画像提供:wowkorea)
素材・部品・装備の対日輸入依存度が、過去最低値を記録したことが明らかになった。とくに日本への輸入依存度が高かった素材分野の輸入の年平均減少率は4.4%を記録。その他の分野と比較した場合、もっとも急速に減少したことが分かっている。しかし輸出好調による輸入増加で、対日貿易赤字もともに増加した。

産業通商資源省によると、今年1~7月における部品・素材・装備の対日輸入依存度は15.8%と過去最低水準を記録した。2015~2017年を除けば、減少を続けている。同期間の対日輸出額は84億ドル(USD)で、前年同期比13.2%(10億ドル)増加した。分野別では第一次金属製品(42.8%増)、電子部品(20.9%増)などが増えた。

対日部品・素材・装備輸入額は、半導体・ディスプレー装備(35%増)、電気装備部品(25.3%増)などの輸出好調による業界の投資拡大で、昨年(191億ドル)より16.2%(31億ドル)増の222億ドルを記録した。

また貿易赤字は昨年の117億ドルから21億ドル(17.9%)増の138億ドルとなった。しかし非金属鉱物製品(10.9%減)と第一次金属製品(6.5%減)などがマイナスとなることで年平均の輸入増加率は大幅に減少した。世界への輸出が年平均1.3%増加した一方で、日本からの素材・部品・装備輸入は持続的に下落した。

一方、対世界の素材・部品・装備の輸出入はすべて増加した。素材・部品・輸出は昨年より23.3%増の2032億ドルで、過去10年で最大の輸出額となった。化学物質と化学製品が44.4%増、輸送機械部品が33.5%増など、全分野で輸出が増加した。年間輸出額は、2018年の2023億ドルから2019年の1805億ドル、2020年の1648億ドルと推移した。

素材・部品・装備の輸入は半導体・ディスプレー装備(62.6%増)、第一次金属製品(53.5%増)を中心に増え、昨年1月から7月までの累計である1120億ドルから、今年は1405億ドルへと25.5%増加した。電子部品が315億ドル増加したことを受け、貿易黒字も昨年7月までの累計である528億ドルから今年は627億ドルへと18.8%増加した。これは全産業(197億ドル)の約3.17倍の規模となる。

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