日本でも活動の韓国人歌手、ワクチン接種に持論「犠牲の強要…言いなりは良くない」(画像提供:wowkorea)
日本でも活動の韓国人歌手、ワクチン接種に持論「犠牲の強要…言いなりは良くない」(画像提供:wowkorea)
日本でも活動した韓国人歌手ソン・シギョン(42)が、ワクチン接種と関連し「犠牲の強要、言いなりは良くない」と持論を展開した中、この発言に賛否両論が巻き起こっている。

ソン・シギョン の最新ニュースまとめ

 去る1日、ソン・シギョンは自身のYouTube(ユーチューブ)チャンネルを通して、ラジオ形式でファンとコミュニケーションを図った。この日、ソン・シギョンは「新型コロナウイルスワクチン接種」をテーマにトークを進めた。

 ソン・シギョンは「”全体のための犠牲”を強要してはいけないと思う。全国民の安全のために多くの方々が苦労している。そのため『みんなで、ひとつの行動をしよう」というのが主流の意見ではないだろうか。しかし、疑うこともなく『言いなりになる国民』になるのは、望ましいことではない。引き続き、疑心を持つべき点はしっかり疑い、質問して明らかにしていかなければならない」と述べた。

 また「言いなりになることは、そんなに良いこととは言えない」と強調したソン・シギョンは「どうして僕が反感を持っているかというと、コントロール問題のためだ。僕たちは研究所で勉強したわけではない。このウイルスが何なのか、もちろん報道を一生懸命に見聞きして、疾病管理本部が発表してくれる問題だが、それを見た通りにそのまま信じるのではなく、少し不安になりながら悩むことだって絶対に悪いことではない」と自身の意見をファンに伝えた。

 その上で「最近、それが悪いことのように見られる雰囲気になっている。なぜ言うことを聞きたくないのか、その根本的な部分をもっと話し合う雰囲気が必要だと思う」と主張したソン・シギョンは「だからと言って『言うことを聞くな』と言っているわけではない。自分の意見を述べることを恐れてはいけない、と言いたい」と強調した。

 この発言をめぐり、ネット上で賛否両論を呼んでいる。

 ソン・シギョンの主張に賛成するネットユーザーらは「理解できるし、共感する。疑問を持って事実を解明しようとする動きが民主的な市民」、「ワクチン接種を受けないことが文政権に反対することと捉えるのは無知な行動」、「気難しい点はあるけど、正しいと思う」などと反応。

 一方で、ソン・シギョンの主張に反対したあるネットユーザーは「彼は以前、ワクチン接種を無料で提供している米国をうらやましいと言っていた」とした上で、「それが突然、(韓国でも)ワクチン無料提供が始まるとワクチンの副作用を疑問視しながら、自らワクチン予約を9月末に遅れさせ、ワクチン接種を躊躇(ちゅうちょ)する人の声を積極的に取り上げている」、「ワクチン接種をすれば、少なくても重症化するリスクを下げるという話を彼は理解していない」と意見している。

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