ケイジュを巡って争奪戦を繰り広げたJ.Y.ParkとPSY。(画像:画面キャプチャ)
ケイジュを巡って争奪戦を繰り広げたJ.Y.ParkとPSY。(画像:画面キャプチャ)
ついに参加者たちのデビューする事務所が決定した「LOUD」(SBS)。8月14日(土)放送の第11話で、3週にわたって公開された第5ラウンド“キャスティングラウンド”が終わり、JYPエンターテインメントとP NATIONからデビューするボーイズグループの輪郭が少しずつ見えてきた。

J.Y.Park(パク・チニョン) の最新ニュースまとめ

今回も、事前ファン投票で人気の高い参加者たちが続々と登場。前回の続きで、グループ2のウ・ギョンジュン(元P NATION練習生)から始まった。今回の評価ステージで、“シャイボーイ”から“タフガイ”へと変わったことを証明したウ・ギョンジュン。ファンの推薦では少しだけJYPが上回っていたようだが、J.Y.Park(パク・チニョン)は獲得へ動かず、結局P NATIONに落ち着いた。

この時点で、JYPのキャスティングは5人が確定。P NATIONは7人が確定し、残るイスは3席となった。そんな中、最後のグループ3は、2軍の2人が元P NATION練習生のチャン・ヒョンスとチェ・テフン。J.Y.Parkはやはり動かず、PSY次第となった。PSYは残りのキャスティングカードを考え、チャン・ヒョンスを保留とし、チェ・テフンを獲得した。チェ・テフンは自分の前にチャン・ヒョンスが保留になったこともあり、キャスティングが決まると涙を見せ、この番組は自分にとって“頼みの綱”だったと安堵した様子だった。

続いて、1軍はイ・ゲフン(元JYP練習生)、ケイジュ、イ・ドンヒョンの3人。テロップで「3人のエースだけが残っている状況」と出されたが、ここからがまさにハイライトだった。まずはイ・ドンヒョン。第9話で、コウキがキャスティング保留となったとき、隣で泣き崩れるケイジュの気持ちを察し、体をずらして隠してあげる優しさを見せていた参加者だ。J.Y.Parkが「努力すればできる部分が弱く、努力しても難しい部分が強い」と評価し、練習態度や誠実さもすでにチェック済みとして獲得に乗り出した。PSYは残りのキャスティングカードが2枚しかないので、ここでは動かず、イ・ドンヒョンはJYP行きとなった。つまり、PSYは残り2人をとりにいくという意思がここで分かり、それはJ.Y.Parkも同じことだった。

次のケイジュは元練習生ではないので、J.Y.ParkもPSYも獲得に必死なのが伝わってきたし、いかに落とせるか、2人の口説き文句が絶妙だった。評価ステージの前に、J.Y.Parkは「値段の高いワインと安いワインの違いはおいしい、まずいではない。高いワインが高い理由はおいしいからではなく、味がいくつもあるからなんです」と話し、ケイジュを高いワインに例えた。そして、ステージが終わった後も「きょう、ダンスについてたくさんの評価をしてきましたが、僕が望んでいるものを全て合わせると、ケイジュのダンス。いや、ダンスを超えて、パフォーマンスになると思います」と大絶賛した。

そして、最後のアピールではPSYが「JYPはすでに日本市場で有名だけれど、P NATIONはほとんど知られていない。誰かの後に続くのか、それとも初めての誰かになるのか選択すればいいと思います」と言えば、J.Y.Parkも「今デビューグループの曲を作っていますが、そこにケイジュのパートがあります」とバチバチだ。

さらに、JYPのキャスティング席ではアマルが“来い、来い”と手招きしている姿もキャッチされ、誰もが固唾をのんで見守る中、ケイジュが選んだのはJYPだった。これまでPSYに競り負けていたJ.Y.Parkは渾身のガッツポーズで喜びを表現していた。

ケイジュは1、3ラウンドはJYP、2、4ラウンドはP NATIONとラウンドごとに心が揺れ動いていたそうだが、ファンの推薦ではJYPが63.2%、P NATIONが36.8%でJYPが上回っていたし、ケイジュにとってはアマルがいるのも心強いだろう。

最後を飾ったのはイ・ゲフンだ。プレッシャーの中で、最後も完成度の高いステージを披露し、J.Y.Parkが「“本当に上手い”とたくさん話してきましたが、“上手い”の上があります。感動的でした。“上手い”にもレベルがあるということを見せてくれました」と最上級の褒め言葉を送った。

面白いのが、ケイジュの取り合いを見ていてそう思ったのか、現段階でP NATIONにも30%の可能性があるというイ・ゲフンがJ.Y.ParkとPSYに、自分を獲得したい気持ちをアピールしてほしいと言ったことだ。プロデューサーたちと駆け引きするとは、相当な自信と余裕だ。

そして、イ・ゲフンは最終的に「背骨になってくれないといけない」と話したJYPを選択。大きな声で、デビューしたい事務所は「JYPです」と力強く答えていたのが印象的だった。このシーンが、この日の瞬間最高視聴率7.5%(平均4.3%=ニールセンコリア調べ)だった。

こうして、両社とも8人ずつキャスティングが確定。この後、保留となっていた参加者の中から、追加キャスティングが行われ、P NATIONは元練習生のチャン・ヒョンスとコウキを指名。コウキはグループのバランス的なことを言われていたが、PSYがグループに入ったときの姿をもう一度見てみたいとチャンスを与え、ギリギリのところで残ることができた。また、元JYP練習生のイム・ギョンムンは名前を呼ばれず、ここで脱落という結果に終わった。

次回から、予告によると6ラウンドから8ラウンドは生放送。JYP vs P NATIONの構図で、デビュー人数を決定する生放送投票がスタートする。勝敗によって脱落者の数が決まるため、両社とも事務所のプライドをかけた対決が展開されることになりそうだ。

なお、今回も最後に発表された事前ファン投票中間集計(8月14日午前基準)では、イ・ゲフンが1位に返り咲き。2位チョン・ジュンヒョク、3位ケイジュ、4位ウ・ギョンジュン、5位アマルの順だった。結局、“キャスティングラウンド”でドンデン返しはなく、P NATIONの練習生はそのまま5人全員、JYPはイ・ゲフンとアマルの2人が残り、彼らが中心となってグループを作っていきそうだ。

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