中国の河南省では、7月17日からの豪雨により 多くの人命被害が起きた(画像提供:wowkorea)
中国の河南省では、7月17日からの豪雨により 多くの人命被害が起きた(画像提供:wowkorea)
「中国中部の河南省で 水害による死者が突然 大幅に増加したことから、当局による被害規模の隠蔽疑惑が提起されている」と、香港のサウスチャイナモーニングポスト(SCMP)が きょう(4日)報道した。

今月2日 河南省当局は「記録的な豪雨による死者が302人、行方不明者は50人だ」と発表した。

しかし このような死者数は、わずか4日前の集計より 3倍以上も急増したのである。また 豪雨が降ってから 2週間が過ぎた時点での発表である。

先月29日 河南省当局は「死者が99人だ」と発表していた。

河南省では 先月17日から「1000年ぶりの豪雨」が降ったことで、様々な所で 浸水と崩壊事故により、多くの人命被害が起きた。

最大の被害地域である鄭州では、最も多い292人の死者が発生した。行方不明者も 鄭州だけで47人と集計された。

SCMPは「鄭州に豪雨が降ってから3週間近くが経ち、死者が突然 3倍も増加したことから、隠蔽疑惑への懸念が沸き上がった」とし「しかも 多くの地方地域が泥水で浸水したという状況なのに、新郷市近くの地域で 死者が7人だけ報告されたという点にも 疑いがもたれている」と指摘した。

このことについて 華東師範大学の教授は「官僚主義と 速度の遅い復旧により 集計が遅れている可能性があり、死者数は 地方地域を中心に今後 数週間・数か月間にわたって増加する可能性がある」と語った。

今回の豪雨被害がひどかったのは「官僚たちの怠慢・不正な対応のためだ」という非難の世論が高まっている状況の中、中国政府は今月2日 専門家を含めた真相調査団を編成し、河南省に派遣したと発表した。

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