コロナに苦しむインド…今度は「ジカウイルス」の拡散

最近 新型コロナウイルス感染症の急増事態で 医療の大混乱が起きているインドで、今度は 蚊を媒介とした「ジカウイルス感染症」が拡散していることから、懸念が高まっている。

3日 ANI通信などインドのメディアによると、西部のマハーラーシュトラ州で ジカウイルスによる感染者が発生し、当局が緊急対応に乗り出した。

マハーラーシュトラ州で ジカウイルスによる感染者が発生したのは、今回が初めてである。

これにより 連邦政府は「マハーラーシュトラ州に、ジカウイルス感染症対応支援のための専門家チームを派遣した」と、前日 明らかにした。

インドでは 2016年から2018年 北西部のラージャスターン州、西部のグジャラート州、南部のタミル・ナードゥ州などで ジカウイルス感染症が拡散した。

今年は 先月初め、南部のケーララ州で 初めてジカウイルスによる感染者が確認され、当局が州内全域に非常警戒令を発令した。

先月末には ケーララ州で、63人のジカウイルスによる感染者が発生している。