国防部の夫勝チャン報道官(資料写真)=(聯合ニュース)
国防部の夫勝チャン報道官(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国国防部の夫勝チャン(プ・スンチャン)報道官は2日の定例会見で、「韓米は今年後半の合同指揮所演習に関し、感染が拡大している新型コロナウイルスの状況や連合防衛態勢の維持、(米軍主導の韓米連合軍が持つ)有事作戦統制権の(韓国軍への)移管に向けた環境作り、朝鮮半島の恒久的平和政策に向けた外交的努力の後押しなどを総合的に考慮し、韓米間で緊密に協議している」と説明した。演習の時期や規模、方式などは確定していないという。

キム・ジョンウン の最新ニュースまとめ

 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)の妹、金与正(キム・ヨジョン)党副部長は1日に談話を発表し、韓米合同演習に対する韓国側の決定を注視するとけん制した。夫氏はこれについて問われると、「国防部として言及するものはない」と答えた。

 北朝鮮に軍事会談を提案する意向があるかとの問いには、「これまでのところでは提案の計画はない」とした。

 韓米の軍当局は、10~13日に合同演習の事前演習となる危機管理参謀訓練(CMST)、16~26日に合同指揮所演習を実施する方向で準備を進めているとされる。ただ、新型コロナの感染状況によっては規模や方式などを一部調整する可能性もありそうだ。


Copyright 2021YONHAPNEWS. All rights reserved. 40