韓国統一部の李種珠報道官(資料写真)=(聯合ニュース)
韓国統一部の李種珠報道官(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)の妹、金与正(キム・ヨジョン)党副部長が談話で韓国との通信連絡線の復旧を「物理的に再びつないだだけで、それ以上の意味を込めてはならない」としたことについて、韓国統一部の李種珠(イ・ジョンジュ)報道官は2日の記者会見で、「通信連絡線の復旧は長期間断絶していた南北関係を修復し、南北の信頼を回復する出発点」との認識を示した。

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 また、「通信連絡線の復旧を皮切りに南北の対話が再開されるよう急がず少しずつ南北関係の改善を推進する」と述べた。

 韓国統一部は先月29日、北朝鮮にテレビ会議システムの構築を巡る議論を提案する通知文を送ったが、北朝鮮は今月2日までに返信していない。

 一方、韓国と北朝鮮が通信連絡線の復旧を議論する際、ローマ教皇の訪朝について協議したとの報道に関しては、「(南北の)首脳の親書交換の過程で教皇の訪朝に関連する議論はなかった」と述べた。その上で、「政府は教皇の訪朝が実現すれば朝鮮半島平和プロセスに大きく寄与できると期待する」とし、ローマ教皇の訪朝を積極的に支援する方針を示した。


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