朝鮮半島の平和課題を急いでいる文在寅大統領、「離散家族の再会」をスピード感を出して進めるか(画像提供:wowkorea)
朝鮮半島の平和課題を急いでいる文在寅大統領、「離散家族の再会」をスピード感を出して進めるか(画像提供:wowkorea)
南北通信連絡線の復元後、チュソク(秋夕、韓国の旧盆)に合わせて離散家族の再会が実現されるか関心が集まっている。双方が特に異見を唱えておらず、実現可能性が高く、関係回復の象徴になるためだ。任期の後半に差し掛かったムン・ジェイン(文在寅)大統領は、朝鮮半島における平和プロセスの進展のため、スピード感を出して進める可能性が高い。

キム・ジョンウン の最新ニュースまとめ

文在寅大統領は、南北通信連絡線の復元後、両国関係の進展および朝鮮半島の平和のための最初の架け橋として離散家族の再会を挙げた。通信の復元が議論されていた当時、北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)国務委員長に離散家族の再会に関する言及があったことが伝えられた。これについて、金正恩委員長も好意的に応じたことが伝えられた。

韓国大統領府の主要関係者は29日、出入り記者たちとの書面質疑で「政府は離散家族の問題だけは最も急いでいる人道的事案として最優先的に解決しなければならないという立場を何度も明らかにしてきた」とし「再会のためには南北間の合意が必要なだけに、今後南北間の協議が続くように努力する」と述べた。実施時期は民族の祝祭日として象徴されるチュソクの期間となる可能性が取り上げられている。

政府はこのような離散家族再会の実施について北朝鮮側に打診した様子である。韓国と北朝鮮はビデオ会議システムが準備されており、つなげさえすればすぐに推進することができる。大統領府関係者は「ビデオ会議システムを介した(離散家族の)再会は、直面している新型コロナウイルスの状況ですぐに進めることができる最も実効的な方法である」と述べた。
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