韓国では、非首都圏も防疫措置レベル3が適用されることになった(画像提供:wowkorea)
韓国では、非首都圏も防疫措置レベル3が適用されることになった(画像提供:wowkorea)
韓国政府は、新型コロナウイルス感染症4次流行の拡散を防ぎ 減少へと転換させるために、防疫の手綱(たづな)をギュッと締めた。

韓国中央災難安全対策本部はきょう(27日)、キム・ブギョム(金富謙)首相の主宰による会議を開き、非首都圏の防疫措置(社会的距離確保)レベル3の適用などを含めた 新型コロナに関する対策を話し合った。

まず この日から、非首都圏も 防疫措置レベル3が適用される。

中央災難安全対策本部によると、非首都圏160の市・郡・区のうち、7地域である テジョン(大田)の5区・キョンサンナムド(慶尚南道)のキムへ(金海)市・カンウォンド(江原道)のヤンヤン(襄陽)郡では レベル4が、残りの117地域では レベル3が適用される。

中央災難安全対策本部は「人口が少なく流行状況が安定している人口10万人以下の36市・郡の地域は、地方自治体の決定により レベル3への引き上げから除外される」と説明した。

中央事故収拾本部のソン・ヨンネ社会戦略班長は「レベル3への引き上げが実施されない地域は そのほとんどが農漁村地域であるため、人口が少なく 予防接種率が高く 患者の発生がほとんどない地域だ」と説明した。つづけて「このような地域が安全なため、それらの地域に国民たちが行くように案内するという目的ではない」と強調した。

韓国政府は これとともに、百貨店や大型マートのような多衆利用施設でも 集団感染が発生していることから、出入り管理を強化することにした。このことにより 今月30日から百貨店と大型マートを利用する際、QRコードの認証など 出入りリストを登録しなければならない。

このような取り組みが 一部のマートや百貨店で すでに試験的に行われているが、一部の時間帯に顧客が待機する現象が発生することなく、また 大きな問題なく施行されていることが確認されている。

中央災難安全対策本部は「(このような出入り管理の強化は)集団感染の発生時、大規模拡散の懸念のある 流通産業発展法上3000平方メートル以上である百貨店・大型マートなどの大規模店舗を対象に適応される」としながらも「業界の準備期間を考慮して、今月30日から施行する」と説明した。ただ 町内のスーパーや在来の市場は、この適用対象から除外される。

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