【ソウル聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部は25日、この日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から1487人増え、累計18万8848人になったと発表した。新規感染者数は前日(1629人)より142人減ったが、19日連続で1000人を超えた。検査件数が少ない週末としては今月18日の1454人を上回り、過去最多となった。市中感染が1422人、海外からの入国者の感染が65人だった。 政府は首都圏だけでなく、首都圏以外でも感染が急拡大していることを受け、この日首都圏以外の地域の防疫強化策を決める。首都圏については、25日まで適用予定だった感染防止策「社会的距離の確保」の最高レベル(第4段階)を8月8日まで延長している。 新たに確認された市中感染者1422人を地域別にみると、ソウル市が478人、京畿道が315人、仁川市が83人で、首都圏が計876人と全体の61.6%を占めた。 首都圏以外の地域では、慶尚南道が116人、釜山市が106人、大邱市が69人、大田市が54人、忠清南道が45人、忠清北道が37人、慶尚北道が28人、江原道が25人、全羅南道が16人、済州道が14人、光州市が11人、蔚山市と世宗市が9人、全羅北道が7人の計546人。全体の38.4%となり、8日連続で30%を上回った。首都圏以外の新規感染者が占める割合は流行の「第4波」が本格化してから最も高くなった。 一方、海外からの入国者で新たに感染が確認されたのは65人で、このうち31人は空港や港湾での検疫で判明し、残りの34人は入国後の自主隔離中に陽性と分かった。 死者は前日から5人増えて計2073人となった。韓国国内の平均致死率は1.10%。重篤・重症患者は前日より3人多い257人となっている。 24日の検査件数は2万2822件で、前の日より1万9398件少なかった。
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