ロイターは15日(現地時間)、ベトナムのホーチミン市に位置するサイゴンハイテクパーク(SHTP)内のサムスン電子ホーチミン家電複合(SEHC)工場16事業所中、3事業所の運営を中断したと報道した。工場労働者も7000人から3000人へと縮小した。
2016年に稼働を開始したサムスン電子ホーチミン工場は約92万6000平方メートル規模で運営中だ。テレビ、洗濯機、冷蔵庫、掃除機、モニターといった家電製品を生産し、ベトナムで販売したり、その他の東南アジア諸国や欧州、米国などに輸出している。
これに先立ちベトナム当局はハイテクパークに工場を置く企業に稼働を中止し、労働者のための宿所を設置するよう指示した。新型コロナウイルス拡散防止のため、労働者の出退勤を禁止する措置となる。これより前に、サムスン電子の工場や米アップルの協力会社があるベトナム北部のバクニン省でも同様の行政命令が下された。
サムスン電子は最大限の労働者を確保するため、寄宿舎のほかに大型テントなどを設置し対応している。SHTPは「サムスンだけでなくすべての工場に対し、感染防止計画書を提出しない場合は一時閉鎖を要請した。計画書を検討した後、私たちの要求を満たす計画を出した企業が再開できるよう許可する」と述べている。
ベトナムの保健当局は15日、新規感染者が過去最大の3416人に達したと発表した。前日は2924人の新規感染者が発生していた。このうちホーチミン市で陽性判定を受けた人だけでも2229人に達する。ベトナムでは第4波が始まった4月27日以降、3万4659人の感染者が出ている。
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