トヨタ、南アフリカ工場の稼働停止…「暴動から職員を保護」

トヨタ自動車が南アフリカ共和国にある工場の運営を中断したと日本経済新聞が15日に報じた。

同紙によると、トヨタ自動車は現地の暴動から職員らの安全を最優先にして保護するため、13日から工場の稼動を停止した。

トヨタ自動車は南アフリカの工場でハイラックスやカローラなどの車種を生産している。年間生産台数は約8万台で、トヨタ自動車のグローバル生産台数の約1%を占めている。

トヨタ自動車の関係者は、日本経済新聞に「今回の稼動停止は半導体や新型コロナウイルスとは何の関係もない」と述べた。

南アフリカでの暴動は、汚職容疑に関連して調査を受けたジェイコブ・ズマ前南アフリカ大統領が収監されると、その支持者が反発してデモを行ったことから始まった。現在、デモは暴動となり全国の至るところで大規模な略奪が起こっている。