サムスン電子の車載用イメージセンサー「ISOCELL Auto 4AC」(同社提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
サムスン電子の車載用イメージセンサー「ISOCELL Auto 4AC」(同社提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】韓国のサムスン電子が13日、車載カメラ向けのCMOSイメージセンサーを発売すると発表した。これまではスマートフォン用のイメージセンサーに注力してきたが、車載用市場にも本格進出し、システムLSI(大規模集積回路)事業の拡大を図る。

 この「ISOCELL Auto 4AC」は、サムスン電子の車載用イメージセンサーのブランド「ISOCELL Auto」の初製品となる。車内から外を確認できるサラウンドビューモニターシステムとリアカメラに搭載される。1/3.7インチ光学フォーマットに120万画素を詰め込んだ。車載用イメージセンサーに特化した独自開発のピクセル技術も採用し、厳しい環境下でも死角を最小限にするなど、正確で安全な道路走行に必要な情報をドライバーに提供する。

 調査会社テクノ・システム・リサーチによると、昨年の世界イメージセンサー市場でサムスン電子のシェアは19.8%で2位だった。ソニー(45.1%)に追い付くにはスマホ用だけでなく、近ごろ先進運転支援システム(ADAS)の普及拡大と自動運転車開発の加速化に伴い市場規模が急拡大している車載用も手掛ける必要がある。

 サムスン電子の新製品は世界自動車大手が下半期に発売予定の新モデルに搭載される予定。今後ラインアップを拡充しながら製品の競争力を高め、シェアを拡大したい考えだ。 


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