韓国のキム・ジュンヒョン(金峻亨)国立外交院長は、主要7か国(G7)首脳会議をきっかけに暫定合意されていた日韓首脳会談を日本が一方的にキャンセルした理由について、「韓国が目立ったことに対する意地悪だ」と説明した。

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金院長は15日、CBSラジオに出演し「G7で韓国が中心となり、日本内の雰囲気も、韓国を確実に見せしめにしなければ今後困ることになる(という考えがあったようだ)」とし、「右翼政権が持っている日本内の世論に対する反応だ」と述べた。

金院長は、「略式会談はその(会談の会場の)隣で短時間会って歓談しようというものだったので、約束したことも、キャンセルしたとも、約束しなかったともいえる雰囲気だ」とし、「だからといって礼儀を欠いていないという意味ではないが、日本はこうした理由から否定しているようだ」と話した。「約束に対する誓約だとか、文書を残さなかったのではないか」との司会者の質問には、金院長は「そういったものではないと思う」としながらも、「略式会談だとしても約束は約束だ」と強調した。

金院長は、「近くを通る際に先に挨拶をしたのに、わざわざ会いに行って深々と頭を下げるような、まるでそういった雰囲気をつくること自体、日本が非常に偏狭な外交をしていると考える」と批判した。

金院長は、「誰が見ても韓国は話をしようと、会おうと話したのに、日本が韓国の降伏を前提とする条件を掲げることは、韓国にとって外交的に決して不利ではない」とし、「日韓関係を改善しなければならないが、われわれがそうしてまで屈辱的になる必要はない」と強調した。また、「(日韓関係の改善には)時間がかかるだろう」とし、「米国が仲裁するのが最も良いだろう」と述べた。
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