21日(現地時間)米韓首脳会談後に、共同声明が採択された(画像提供:wowkorea)
21日(現地時間)米韓首脳会談後に、共同声明が採択された(画像提供:wowkorea)
ムン・ジェイン(文在寅)韓国大統領とジョー・バイデン米大統領は21日(現地時間)、米韓首脳会談後に採択された共同声明で「“クアッド(Quad・日米豪印の4か国安保協議体)”など開放的・透明かつ包容的な地域多国間主義の重要性を認識した」と伝えた。

文大統領とバイデン大統領による共同記者会見後に公開された共同声明には「韓国と米国は 太平洋島嶼国たちとの協力に対する支持を再確認し、クアッドなど開放的・透明かつ包容的な地域多国間主義の重要性を認識した」と明示された。

首脳会談の間、クアッドについての論議は水面上には現れなかったが、共同声明に その可能性が残されることになった。ヤング・キム米下院議員によると、ナンシー・ペロシ米国下院議長は文大統領との懇談会で「クアッドに韓国が入ることは望ましいことで、5者会談が可能となる」という主旨を伝えたという。

このことに関する質問は、記者会見でもなされた。“バイデン大統領が会談で、台湾問題などにおいて 韓国が中国に より強硬に行動することを求めたか?”という質問に、文大統領は「幸い圧力はなかった」と答えた。

ただ バイデン大統領は「地域の域内安保と安定について 例をあげれば、南シナ海の自由な航海を保障するようにするなら、台湾と南シナ海峡の平和と安定を追求するのに役立つという意を共有した」として、台湾と南シナ海峡問題を繰り返し言及した。

文大統領も このことについて「台湾海峡の平和と安定が重要だという認識を共有した」とし「両岸(中台)関係の特殊性を認識しながら、両国が共に協力していくことにした」と説明した。

共同声明にも「我々は 南シナ海およびその他の地域において、平和と安定、合法的で妨害を受けない商業および航行・上空飛行の自由を含めた国際法の尊重を維持することを約束した」とし「バイデン大統領と文大統領は、台湾海峡での平和と安定維持の重要性を強調した」と示された。

また「多元主義と個人の自由を重視する民主主義の国家として、我々は 国内外の民間人たちに対する暴力に対し決然と糾弾し、暴力の即刻の中断、拘禁者の釈放および民主主義としての速やかな復帰のために、引き続き圧力をかけていくことを約束した」とも示された。

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