30日、警察によると先ごろ失踪した男子大学生Aさんと当時一緒にいた友人Bさんに対して「催眠療法」を実施した。警察の捜査技法のひとつである催眠療法は、主に現場で事件解決の糸口が見つけられず、目撃者が事件について警戒や恐怖、困惑などを理由に当時の状況が思い出せない場合、記憶を呼び起こすために活用される。
警察関係者は、韓国メディア「世界日報」との電話取材で「29日午後3時より約3時間にわたり、当時一緒にいた友人Bさんに対して催眠療法を実施し、一部の結果を行方不明となっている学生Aさんの両親に伝えた」とし、「正確な鑑定結果は今後、分析する予定」と説明した。
Aさんの父親はこの日、自身のブログで「息子さんの友人が当時の状況を思い出すため、催眠療法を受けることについて、どう思いますか?」と問われたところ、これに対して「はい、2度(催眠療法を)受けたようですが、特別な回答は得られなかったようです」と回答した。
ソウル・ソチョ(瑞草)警察署によると、男子大学生Aさん(21)が今月25日深夜、漢江公園・水上タクシー乗り場近くで最後に目撃された後、連絡が途絶えている。
Aさんは24日午後11時ごろから翌日未明まで漢江公園で友人Bさんと酒を飲んだ後、酔って眠ってしまったという。以降、Bさんは午前4時30分ごろに眠りから覚めて帰宅したが、Aさんは帰宅せず行方がわかっていない。
泥酔していたBさんは、Aさんが朝方4時30分ごろに同じ場所にいたのか、正確な記憶がないと話していることがわかった。
警察関係者は「付近の防犯カメラを分析する一方、漢江警察隊と共にヘリコプターやドローンなどを動員し捜索を続けている」とし、「失踪も含め、様々な可能性を念頭に置いて捜索している」と伝えた。
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