中国では60年ぶりに初めて、人口減少が宣言される見通しである(画像提供:wowkorea)
中国では60年ぶりに初めて、人口減少が宣言される見通しである(画像提供:wowkorea)
中国では60年ぶりに初めて、人口減少が宣言される見通しだ。

きのう(28日)英国経済紙のファイナンシャルタイムズ(FT)によると、中国政府は本来 今月末に人口センサス(国政調査)の結果を発表する予定であったが、これが延期されることが伝えられた。ここには 中国の人口が14億人に届かないという内容が盛り込まれているとされている。

中国の人口減少が事実として確認されれば、これは1960年から1961年の大飢饉による人口減少以来、約60年ぶりのことになる。中国の人口は1960年に1000万人減少したことに続き、1961年にも340万人減少した。中国では10年単位で人口センサスを発表する。

実際 北京市当局の統計データによると、北京の戸籍をもった人口のうち 2020年の新生児数は10万368人で、前年対比3万2266人(24.31%)減少した。これは10年ぶりの最低値である。

また 昨年一年の死者数は9万7649人で、新生児数との差はわずか2719人となった。この差は、2007年以降の最低値である。北京市の新生児数は3年連続で減少が続いている。

中国は 食糧難と人口急増事態などを防ぐために、1970年代末から「一家庭一子女政策」という産児制限政策を導入した。その後 低出産と高齢化問題が生じ、2013年に政策を一部緩和し、2015年には廃止して「二子女」まで許可することにした。しかし 低出産問題は解決されていない。

中国発展研究基金会が昨年発表した「2020中国発展報告書」によると、中国の65歳以上の高齢者は約1億8000万人に達する。人口全体が約14億人とすると、高齢者の割合は13%も占めることになる。

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