大韓体育会の李起興会長、「新型コロナ・放射能問題などに揺れることがないよう、五輪選手団を支援する」=東京五輪G-100メディアデー(画像提供:wowkorea)
大韓体育会の李起興会長、「新型コロナ・放射能問題などに揺れることがないよう、五輪選手団を支援する」=東京五輪G-100メディアデー(画像提供:wowkorea)
大韓体育会のイ・ギフン(李起興)会長が安全な東京オリンピック(五輪)を約束した。

 大韓体育会は14日、ジンチョン(鎮川)選手村で「2020東京五輪G-100メディアデー」を開催した。李起興会長など体育会の主要関係者約30人と選手団、約70人の取材陣が一堂に会した。

 新型コロナウイルスの状況で鎮川選手村が開放されたのは初めてのことだ。取材陣は全員48時間以内に新型コロナ検査で陰性だった人に限り、出入りが許された。ウェルカムセンターでも出入者には体温チェックや全身消毒などの徹底した防疫が実施された。

 現在、東京で新型コロナの感染者が大量発生している中、五輪開催に対する反対世論も根強い。さらに、韓国選手団がどのように安全にオリンピックを開催するのかについても懸念している。

 李起興会長は「リオ以降、五輪に立つために5年近く汗を流してきたが、100日後には選手たちの努力が実を結ぶ。東京の事情は困難な点がたくさんある。新型コロナの傾向が続いている。放射能食材、旭日旗問題なども克服しなければならない。政府とともに、選手団が安全かつ健康に良い成績を出せるようにする。外的な問題に揺れることなく成果を出せるよう支援する」と述べた。

 李会長の誓いにもかかわらず、大韓体育会のレベルで備えなければならない部分が多い。4月中旬に予定されていた選手団のワクチン接種も見送られている。イ会長は「ワクチン接種問題は政府疾病管理庁と協議中だ。最終的にどのワクチンを打つか、いつ打つか、タイミングが残っている。まもなく整理されるだろう。本来は4月中旬の接種予定だったが、今はアストラゼネカの問題で時間がかかっている」と答えた。

 東京五輪組織委員会が、原発事故が起きた福島産の食材を選手団に供給することを明らかにし、さらに波紋が広がっている。これについてシン・チヨン選手村村長は「食材を一定数、空輸する計画がある。日本で選手村内に食べ物を持ち込むことができるかどうかは、まだ確実な答えは得られていない。正確な回答はできない。いかなる場合であれ、状況に合わせて準備はすべてしている」と答えた。

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