丁世均国務総理(画像提供:wowkorea)
丁世均国務総理(画像提供:wowkorea)
チョン・セギュン(丁世均)国務総理がイランを訪問し、両国の協力案について論議する。国務総理がイランを訪問するのは44年ぶりである上、抑留されていた韓国人船員たちが解放された直後にイランを訪問するため、両国間の論議が注目される。

11日、国務調整室によると、丁国務総理は同日午前、ソンナム(城南)ソウル空港から空軍1号機で出国し、13日午前(韓国時間)に帰国する予定だ。丁国務総理は、イランでエスハーグ・ジャハンギリ第1副大統領との会談や晩餐、モハンマド・バーゲル・ガーリーバーフ国会議長やアリ・ラリジャニ最高指導者顧問(元イラン国会議長)との面談、イランに進出した韓国企業家たちとの懇談会などを行う予定だ。

イランは1月4日、ホルムズ海峡付近の海域を航行していた韓国化学運搬船‘韓国ケミ号’と韓国人5人を含む船員計20人を海洋汚染の容疑で拿捕した。イランは9日、韓国ケミ号の船長らを抑留後95日ぶりに解放した。

イランは、海洋汚染のために船舶を抑留したと述べたが、韓国政府の要請にも証拠を提出しなかった。政府は米国の対イラン制裁で韓国国内の銀行に凍結されたイランのウォン資金を自由に使えなくしたことに対する不満を拿捕の原因と分析した。

韓国ケミ号のイ・ブジェ船長は9日、丁国務総理との通話で「全船員が心理的安定を取り戻し、健康な状態」とし「これまで政府は大変な苦労があった中でも支援してくれたことは大きな力になった」と述べた。

丁国務総理は最初の質問で、船長と船員全員が元気かと尋ねた後、これまで韓国政府を信頼し、抑留生活を我慢して待ってくれた船長と船員たちに慰労と感謝の言葉を伝えた。さらに、様々な困難の中でも中東との交易のために尽力してきた船長と船員たちの苦労をねぎらった。

国務調整室外交安保政策官室の関係者は「今後も抑留から解除された船長と船員全員が安全に帰宅できるよう必要な協力を持続的に提供していく」と強調した。

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