チョン首相の海外歴訪は昨年1月の就任後初めてで、韓国首相のイラン訪問は1977年のチェ・ギュハ(崔圭夏)元首相以来44年ぶりだ。
当初、チョン首相がイラン訪問を通じて韓国船舶と船員の抑留問題を最終的に解決するとの見通しが出ていたが、イランは9日、今年1月4日から95日間抑留していた船舶と船員を電撃的に解放した。両国が抑留問題を解決するために外交的に緊密に交渉してきた中で実現したことだ。
これを受け、チョン首相はこれまで両国関係の足かせとなっていたイランの資金凍結問題を重点的に議論し、今後、両国の関係発展案を模索するものと見られる。凍結資金問題は、韓国とイランいずれも船舶のだほ(拿捕)が背景にあるとは認めなかった。
イラン当局も、凍結資金問題を協議すると明らかにした。イラン外交部は9日(現地時間)、「チョン首相と韓国内で凍結されているイランの原油輸出代金問題を議論することになるだろう。チョン首相の訪問は伝統的に友好的な韓国とイランの関係を増進させ、両国関係の未来志向的な発展を構築するため」と述べた。
総理室関係者も「チョン首相は今回の訪問を通じ、韓国とイランの伝統的友好関係と未来志向的発展のきっかけを作り、両国間の相互関心事についても意見を交換する予定」と述べた。
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