欧州中央銀行のラガルド総裁(画像提供:wowkorea)
欧州中央銀行のラガルド総裁(画像提供:wowkorea)
新型コロナウイルス感染症パンデミックへの対処にも、依然として困難に直面しているEU(ヨーロッパ連合)であるが、「今年後半には経済が活発化する」と、欧州中央銀行(EBC)のクリスティーヌ・ラガルド総裁は楽観視した。

最近 ヨーロッパでは 再び新型コロナの新規感染者が急増し、これによりシャットダウン(封鎖措置)が経済回復を遅らせているという懸念が高まっている中 なされた発言として、注目されている。

ラガルド総裁は9日(現地時間)、米国の経済専門ニュース放送局“CNBC”とのインタビューで、先のような封鎖措置が経済成長の足かせとなっている点を認めながらも「今後の経済状況はよくなる」と期待している。ラガルド総裁は「いまやトンネルの終わりに差し掛かり、光が見えている」という前提で「もちろん まだ手が届くには距離があるが、その光は見え始めた」と語った。

つづけて「まだ(野球の)数イニングは残っている」とし「実際の回復までには、多少 時間が必要だ」という点を示唆しながらも「それでも今年後半には、回復の勢いが実際 かなり早く表れるだろう」と予想した。

また「米国に比べて まだ低いワクチン接種率を、速く高めなければならない」と求めた。現在 米国ではワクチンを1回以上接種した人口比率が33.5%であるのに比べて、EUではその比率が14%にすぎない状況である。ラガルド総裁は「今年の夏までには、この数値を70%まで引き上げる強い意志がある」と語った。

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