中国で 新型コロナウイルス感染症ワクチン接種のスピードが「遅い」という指摘が出ている中、年末までに「70%」が接種を受けるだろうという展望が伝えられた。

今日(9日)中国の北京日報によると、中国ワクチン産業協会の封多佳 会長は、前日に開かれた“新型コロナワクチン・ワクチン産業国際化”セミナーで「来年 中国の新型コロナワクチンの生産量が50億回分に達する」とし「今年の年末には 国民の10人中7人ほどの人が、順番に接種を受けることができるだろう」と主張した。

封会長は「中国のワクチンは、すでに全世界に公共財とサービスを長期間 提供するという責任を担っている」とし「中国の新型コロナワクチン製造能力は、全世界の生産能力の約半分を占めているほどで、世界の健康に貢献する とてつもない潜在力を持っている」と語った。

しかし 封会長の楽観的な展望とは異なり、中国の内外では 中国の接種速度が予想より遅いという指摘が出ている。

中国は去る7日まで、累積1億4907万回分の接種を終えた。これは 国民100人あたり10回接種したことになり、英国の100人あたり56回、米国の100人あたり50回より かなり下回った状況だ。2回目のワクチンを接種すべき点をふまえると、人口の5%前後の水準である。

中国は今年の6月までに、14億人の人口の40%である5億6000万人にワクチン接種をし、今年の年末までに3億3000万人への接種を終える計画である。中国は 来年2月の北京冬季オリンピックを開催するために、集団免疫を一日も早く形成すべき状況にある。

中国でワクチン接種速度が遅いのは、ワクチンの安定性に対する不信が大きいことに加えて、新型コロナ事態が現在 かなり収まっているためだと分析されている。

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