匿名の保健省医学研究院・子ども栄養管理研究所の所長はこの日、朝鮮中央通信を通じ発表した談話で、「私はわが国の子どもたちの栄養管理責任者として、上記資料が全く事実無根でとんでもないうそであると断言し、断固として排撃する」と述べた。
これは先月末に国連安全保障理事会の対北朝鮮制裁委員会が発表した専門家パネルの報告書についての報道を指しているとみられる。この報告書には38の対北朝鮮人道支援団体および機関に対する設問調査結果が示された。
報告書には新型コロナウイルス発生後に断行された国境封鎖措置により北朝鮮内で子どもや妊婦ら約44万人にまともな栄養が供給されていないことと、栄養失調の児童約9万5000人が適切な治療を受けられずにいるとの内容が含まれた。
北朝鮮は談話で、「わが国ではたとえ国家事情が厳しくすべてのものが不足した条件でも、子どもの健康管理を最優先の重大事として掲げている」とし、「国連の帽子をかぶり専門家になりすました者たちがわが国に深刻な『子どもの栄養失調』問題が存在するかのように現実を歪曲(わいきょく)するのは、われわれの顔に泥を塗ろうとする不純な敵対行為」だと非難した。
Copyrights(C) News1 wowkorea.jp 85