中国の製薬会社“シノバック”が開発した新型コロナワクチンの効能が、国ごとに異なった結果として発表されている(画像提供:wowkorea)
中国の製薬会社“シノバック”が開発した新型コロナワクチンの効能が、国ごとに異なった結果として発表されている(画像提供:wowkorea)
中国の製薬会社“シノバック”が開発した新型コロナウイルス感染症ワクチンの効能が、国ごとに異なった結果として発表されたことで、不信感が高まっている。

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12日(現地時間)米国のブルームバーグ通信によると、シノバック社のワクチンを自国で最も早く配布しているインドネシアは、現地の臨床試験の結果 シノバックワクチンが新型コロナを予防するのに65%の効果を示したと発表した。トルコは、ワクチンの効能が91.25%と確認されたと伝えた。

しかし インドネシアで実施されたシノバックワクチンの臨床試験の場合、たったの1620人だけが参加したものであることがわかった。トルコもやはり 正確な参加人数は明らかにしていないが、非常に少ない人数だけが臨床試験に参加していた。このことについて専門家たちは「臨床試験の参加人数があまりにも少ないため、十分な結論に到達できない」として、データの信憑性への疑問をあげている。

ブラジルの場合、軽微な症状に対する予防効果が78%、重症や普通の症状に対しては100%と発表していたが、この日 軽微な症状を含めると50.38%であると伝えた。

効能全てが医薬当局の承認基準である50%を越えてはいるが、各国による差があまりにも大きいという指摘が出ている。しかも シノバックはファイザー社・モデルナ社のように自体の臨床分析結果も発表していないため、中国製ワクチンへの不信を高めているという意見も出ている。

オーストラリア フリンダース大学のニコライ・ペトロフスキー医学・公衆衛生学教授は「結果をかなり過大誇張しなければならないという莫大な財政的・評判的圧力が、これらの臨床試験に加えられている」とし「大流行事態をきちんと統制できていない国々が、ワクチンの効能を過大誇張することで支持を得て、地域の不安を鎮めるなど、ワクチンが政治的動機で用いられている」と語った。

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