米大統領選後の初の公開活動で、金正恩 北朝鮮国務委員長が選択したのは、防疫のための「封鎖」であった(画像提供:wowkorea)
米大統領選後の初の公開活動で、金正恩 北朝鮮国務委員長が選択したのは、防疫のための「封鎖」であった(画像提供:wowkorea)
米大統領選以降、北朝鮮の動きが注目されている中、北朝鮮は新型コロナウイルス感染症の防疫に集中している。米大統領選後の初の公開活動で、キム・ジョンウン(金正恩)国務委員長が選択したのは、防疫のための「封鎖」であった。

キム・ジョンウン の最新ニュースまとめ

きのう(16日)朝鮮労働党機関紙“労働新聞”は、キム委員長が25日ぶりに公の場に姿を現わした政治局拡大会議で、「コロナ防疫の強化」のための国家非常防疫体系の補強を決定したと伝えた。最近の新型コロナによる全世界的な再拡散に対する措置だとみられる。

キム委員長は、新型コロナ拡散状況の深刻さと国家防疫の実態を点検し「超緊張状態を維持しつづけ、完璧な封鎖障壁を構築し、非常防疫戦をより強力に展開していく」と強調した。

北朝鮮は、国内への新型コロナの流入を防ぐために、今年初め 外国人の入国禁止措置をとり、去る2月には国境封鎖措置を下している。

最近も 北朝鮮での新型コロナ関連の特異動向は感知されていない。世界保健機構(WHO)の報告書によると、去る5日まで北朝鮮で報告された新型コロナの感染事例は「0件」である。

このように北朝鮮は「コロナ防疫の強化」を前面に出していることから、今のところ北朝鮮は、対米・対南(対韓国)の対話に乗り出す意思はないようである。少なくとも来年1月の党大会までは、内部の懸案だけに集中するという意志が表れたものとみられている。

Copyrights(C) News1 wowkorea.jp 96