西欧が新型コロナウイルス感染症に苦戦している間に、習近平 中国国家主席が一層強くなったと、ニューヨークタイムズ(NYT)が29日(現地時間)報道した。

米国とヨーロッパでは、新型コロナが猛威を振るっているが、中国は新型コロナをほとんど克服し、経済が急反騰している。

このような状況の中、中国指導部は29日 北京で閉幕した“第19期 共産党中央委員会第5回 全体会議”で、第14次5か年(2021年から2025年)経済計画のために、内需市場を強化する「双循環戦略」を公式に採択するなど、内外にその自信を誇示した。

中国共産党は会議後に発表した声明で、習主席を「共産党の核心航海士であり“舵取り”だ」と呼んだ。党の“舵取り”という表現は、“中国の父”毛沢東 元主席にだけ使われたものである。これは 習主席の権力が、毛 元主席に次ぐものだという意味である。

習主席は、最悪の危機をもたらした新型コロナを9か月間で克服し、そのリーダーシップを再び誇示するために、今回の会議を十分に活用したと、NYTは評価した。

今回の会議で中国共産党は、新型コロナの初期対応に対する言及を避け、新型コロナを大きく抑制した共産党の業績と成果を自賛した。

また 中国共産党は、野心に満ちた経済目標を発表した。中国共産党指導部が内需技術の自立に重点を置いて、強国として跳躍していくという、いわゆる「双循環戦略」を公式発表したのである。

この「双循環戦略」は、世界経済と緊密な連結を維持しながら、中国国内の経済を最大限 発展させていくというものである。

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