「人肉を食べてみたい」不適切発言をする外交官…韓国外交部「適切な措置を検討」(画像提供:wowkorea)
「人肉を食べてみたい」不適切発言をする外交官…韓国外交部「適切な措置を検討」(画像提供:wowkorea)
駐シアトル総領事館所属のある副領事が公館職員に「人肉を食べてみたい」という不適切な発言をしたにもかかわらず、‘警告’だけを受けたという論難が提起されたことについて、韓国外交部は適切な措置を検討すると明らかにした。

イ・ジェウ の最新ニュースまとめ

外交部は21日「外交部監査官室調査過程で人肉に関する不適切な発言が問題提起されたことはない」とし「行政職員への退職要求に関する2次被害の主張も今回初めて提起された」と説明した。続いて「この新しい主張に対し、必要に応じて事実関係の確認など適切な措置を検討する」と明らかにした。

国会外交統一委員会所属のイ・テギュ(李泰珪)国民の党議員室が外交部監察担当官室から提出された資料と情報提供者から受けた情報などを総合すると、駐シアトル総領事館のA副領事は2019年の赴任後、公館所属の職員に数回にわたって言葉の暴力を加えた。

情報によると、A副領事は職員に暴言を浴びせ、「君が退職しても最後まで苦しめてやる」と脅かした。また「この給料で生活ができるのか」「私は外交部職員の中で財産順位では30位以内だ」と嘲弄する発言をした。

発言が猟奇的だったり、公務員として不適切な内容を含む場合もあった。A副領事は「人間の肉はとてもおいしそうだ、人肉を食べてみたい」と話したり、「私の祖母は日本人なのだが、祖母のおかげで朝鮮人らはパンを食べて生きることができた」と話したという。

これを受け、被害職員らは2019年10月、A副領事について申告した。職員らは暴言や悪口のほか、私文書偽造、物品単価の操作、二重帳簿の指示、予算の流用、休暇統制、時間外勤務の不承認など、16件の不正行為を申告した。

しかし、監察に乗り出した外交部監査官室所属の監察担当官室は、駐シアトル領事館所属の領事や職員らから直接参考人陳述を聞かず、書面だけで問答を行ったことが分かった。監察担当官室は2019年11月24~29日にかけて監察を行った後、2020年1月に電子メールで追加アンケートを実施した。

その後、外交部監察担当官室は16日、特定職員に対する2度の暴言および上級者を指す不適切な発言1件の計3件だけを確認したという調査結果を李議員室に提出した。A副領事は、この3度の言行不正で長官名義の警告措置を受け、駐シアトル総領事館は機関注意処分を受けた。A副領事は現在まで、当該公館に勤務していることが確認された。

情報提供者は、A副領事がシアトルに赴任する前まで外交部監査官室に勤務していたため、外交部が監査官室の名誉失墜を防ぐために‘身内保護’に乗り出したと指摘した。李議員室は、書面での問答や電子メールでのアンケート調査の過程で、A副領事の暴言や不適切な発言を確認できる問答が多数あったことを、監察担当官を通じて確認したと明らかにした。

情報提供者らは、公館の最高位幹部が行政職員に退職を強要する発言をするなど、パワハラで2次被害をもたらしているとも主張した。

イ・ジェウン外交部副報道官は前日、関連質問に「情報提供があり、情報提供の内容に対して精密調査を実施した」とし「精密調査を基に適切な措置が行われた」と答えた。

Copyrights(C) News1 wowkorea.jp 83