「朴市長の“セクハラ”ほう助疑惑」に、被害者・ソウル市双方「対質尋問に応じる」＝韓国

故パク・ウォンスン（朴元淳）前ソウル市長によるセクハラ疑惑をソウル市の関係者たちが「黙認・ほう助」したという容疑に関して、被害者女性側が“対質尋問”に応じるという意思を警察に伝えた。

ただ 警察は、精神的に辛い中にある被害者女性の状態を考慮した上で、対質尋問について決定する方針である。

ソウル地方警察庁の関係者は今日（4日）、記者たちとの話の中で「参考人20人を調査したが、被害者と参考人の陳述が少し違う部分があるため、ウソ発見器や対質尋問を考慮している」と語った。

ウソ発見器による捜査は、被害者を対象にしないとみられる。この関係者は「被害者に対してはウソ発見器を使わず、参考人を対象に進める」と強調した。

対質尋問の場合、双方の陳述が違うため、警察もその必要性を感じている。対質尋問は双方の同意を前提に進めることができるが、被害者女性側は警察に対質尋問に応じる意思を明らかにした状態である。

参考人調査を受けたソウル市の関係者のうちの一部も、対質尋問に同意したことが伝えられる中、被害者女性の精神状態に対する専門家たちの判断が下りれば、対質尋問が進むものとみられる。

警察関係者は「被害者女性が精神的に大変な状態であることを考慮しないわけにはいかない」とし「時期が遅くなったり、医師などの専門家が『（対質尋問が）不可能だ』ということになれば、他の判断を下す可能性もある」と説明した。