「全知的おせっかい視点」に出演したファン・ジョンミン、チョン・ウソン、イ・ジョンジェ。(画像:画面キャプチャ)
「全知的おせっかい視点」に出演したファン・ジョンミン、チョン・ウソン、イ・ジョンジェ。(画像:画面キャプチャ)
ここ最近、映画スターたちのバラエティ出演が相次いでいる。これは新型コロナウイルスの影響により、舞台あいさつやショーケースなど、観客と触れ合うPRイベントができなくなり、映画スターたちが作品のプロモーションの場として、バラエティ出演を選択しているからだ。もちろん、新型コロナウイルスが流行する前から、バラエティ出演で映画をPRするケースは多々見られたが、明らかに増えているのだ。

イ・ジョンジェ の最新ニュースまとめ

 その大きな理由の一つに、コロナ禍に公開された映画として、初の観客動員数100万人を突破したユ・アイン主演の「#生きている」(7月20日現在、185万5485人)の成功がある。

 6月24日(水)の公開時期に合わせ、ユ・アインが6月19日(金)と26日(金)放送の人気バラエティ「私は一人で暮らす(邦題「シングル男のハッピーライフ」)」(MBC)に出演。3階建ての自宅を初公開したのが大きな話題となり、視聴率も両日12%を超える高視聴率をマーク。番組出演が大きな宣伝効果となり、映画成功に一役買ったのは間違いないだろう。

 映画スターがバラエティに出演するということ自体、そうあることではなく、しかも素顔を見せることになるので、それだけで大きな話題となる。

  7月15日(水)に公開され、21日(火)に公開7日で観客動員数200万人を突破したカン・ドンウォン主演の「半島」(英題:Peninsula)も、カン・ドンウォンがSBSのYouTubeウェブバラエティ「文明特急」に出演し、女優イ・ジョンヒョンが7月12日(日)と19日(日)放送の「イ・スンギのチプサブイルチェ~師匠に弟子入り」(SBS)に師匠として登場。イ・ジョンヒョンは自宅でプロ級の料理の腕前を披露したほか、「懐メロコンサート」を開いて、1999年の自身のヒット曲「Wa」と「Change」を色褪せぬパフォーマンスで魅せ、ステージ上で圧倒的存在感を示した。

 また、7月18日(土)には、8月5日(水)に「ただ悪から救ってください」の公開を控える主演のファン・ジョンミンイ・ジョンジェが「全知的おせっかい視点」に出演したのも大きな話題に。

 以前、同番組に親友チョン・ウソンが出演し、それを見たというイ・ジョンジェが、女性お笑い芸人キム・シニョンのファンになり、それがきっかけで今回、キム・シニョンのラジオ番組に出演することにしたというイ・ジョンジェとファン・ジョンミン。その模様を「全知的おせっかい視点」のカメラが密着するという、まさにラジオとテレビと一度で2度、作品をPRできるいい機会となった。

 ファン・ジョンミンとイ・ジョンジェは密着カメラに慣れない様子を見せ、芝居とは違う、人間味あふれる素の表情を見せながらも、スターオーラを漂わせ、現場にいたスタッフらを虜に。女性だけでなく、男性が憧れるカッコよさ、渋さで視線を惹きつけた。

  ラジオでは、映画の見どころを伝えただけでなく、最近流行の言葉だというブーケ(サブキャラクター)をイ・ジョンジェは花だと思っていたと話したり、「あいうえお」作文に挑戦したり。ファン・ジョンミンは「新しき世界」の名ゼリフ「トゥルワ(入って来い)」、イ・ジョンジェは「観相師-かんそうし-」の名ゼリフ「俺は王になる相か?」を再現して見せたり、最近ご無沙汰しているというラブストーリにも出演したいということをセンスあふれるコメントでアピールしたりするなど、2人の魅力的な姿が大反響を呼んだ。

 今後も、7月29日(水)に公開される「鋼鉄の雨2:首脳会談」で、主演を務めたチョン・ウソンが国民的MCユ・ジェソクのバラエティ「ユ・クイズ ON THE BLOCK」(tvN)に出演することが発表されている。

 新型コロナウイルスが長期化していることにより、このように映画スターらがバラエティに出演する流れはしばらく続くだろう。視聴者にとっては、大物俳優たちの知られざる一面を垣間見ることができるので、うれしいかぎりだ。

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