南東部・大邱市内の公園で距離を保って座る市民ら=5日、大邱(聯合ニュース)
南東部・大邱市内の公園で距離を保って座る市民ら=5日、大邱(聯合ニュース)
◇新型コロナが各地に拡散 地域別に「社会的距離の確保」調整へ 新型コロナウイルス感染症が首都圏から光州、大田など各地域に広がり、現行の「社会的距離の確保」措置について第1段階(生活の中での距離確保)から第2段階への引き上げが必要ではないかとの声が出ている。1日当たりの新規感染者数が3日連続で60人台を記録するなど拡大速度が増しているのに加え、感染経路が明確でない患者が増加するなど状況が切迫しており、先んじて対応する必要があるという主張だ。このような状況を受け、光州市と全羅南道は政府とは別に措置の段階を自主的に引き上げた。3段階ある「社会的距離の確保」のレベルが最も低い第1段階から第2段階に引き上げられると、室内では50人以上、屋外では100人以上の集まりが禁止される。大勢が集まる施設の運営も全面的に中止される。◇港湾での検疫強化 交代・外出目的の下船時も全員に検査 中央防疫対策本部などによると、防疫当局は港湾での新型コロナウイルス感染拡大を防ぐため、6日から業務だけでなく交代や外出目的で船から下りる船員に対しても韓国入港後に全員の新型コロナ検査を行う。先月釜山港に入港したロシアの貨物船で新型コロナの集団感染が発生し、港湾防疫の盲点が明らかになったことから、政府はこれを補完するための措置を取った。◇米国務副長官の訪韓 北朝鮮との対話再開へ突破口開くか 米国の北朝鮮担当特別代表を兼ねるビーガン国務副長官の今週の訪韓に関心が集まっている。何よりも訪韓中に発する北朝鮮へのメッセージが鍵となる。ビーガン氏の訪韓は、米大統領選の前に北朝鮮との対話再開を打診する事実上最後の機会になるためだ。今回の訪韓は、北朝鮮による南北共同連絡事務所の爆破などで高まった朝鮮半島の緊張を和らげるための韓国政府の模索が続くとともに、米大統領選前の米朝首脳会談の開催が取り沙汰される中で行われ、さらに注目される。ビーガン氏は7~9日に韓国を訪れた後、日本に移動する。国家安全保障会議(NSC)のフッカー・アジア上級部長も同行するという。◇児童ポルノサイト運営の韓国人 米国への引き渡し是非きょう決定  ソウル高裁は6日、自身が運営するサイトで会員から数億ウォン相当の仮想通貨を受け取って児童ポルノを販売した罪などで起訴され、韓国で実刑判決が確定した20代の男に対する尋問を行い、米国への引き渡しの是非を決定する予定だ。これに先立ち、米連邦大陪審は2018年8月、児童ポルノ配布などの罪で男を起訴。米司法省は男の出所を前に犯罪人引き渡し条約に基づく身柄引き渡しを要求していた。
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