映画『2つの顔の彼女』(監督:イ・ソックン)が去る6日、最後の撮影を終えた。去る1月17日にクランクインした『2つの顔の彼女』は、これまでソウル、両水里(ヤンスリ)セット場、釜山(プサン)、江原道(カンウォンド)などで全55回に渡って撮影が行われた。

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今回の最後の撮影分は、ソウル・蚕室(チャムシル)アジア公園で行われ、映画の最後の部分に該当するシーンである、クチャン(ポン・テギュ)とアニ(チョン・リョウォン)がお餅を食べながら仲良く耳をくっつける“クィス(耳キス)”シーンだった。“クィス”とは、映画の中で“耳と耳でするキス”を意味し、一風変わった一面を披露するアニが自身の耳の中から“クルクル”と泣く鳥の声が聞こえると言い、クチャンに聞いてみてと言う。映画の中で2人が初めて出会った際に登場した“クィス”エピソードは、映画のラストでも再演された。

最後の「カット!」の声が響きモニター確認が終わると、撮影現場ではささやかなお祝いパーティーが開かれた。そんな中、イ・ソックン監督は映画初主演を務めたチョン・リョウォンに花束をプレゼントしチョン・リョウォンを驚かせ、これにチョン・リョウォンは、前もって用意しておいたケーキを監督にプレゼントし温かいムードが続いた。それだけでなくポン・テギュとチョン・リョウォンは、スタッフからスケッチブックを一冊ずつ受け取ったが、これはスタッフたちが最後の撮影日に2人に伝えたいメッセージを書き綴ったもので、当事者たちはとても喜んだとか。

『2つの顔の彼女』は、ポン・テギュのコミカルで個性溢れる演技と、チョン・リョウォンの新鮮かつ魅力的な“多重人格”キャラクターが期待されるラブコメディ映画で、来たる7月に観客の元に訪れる予定だ。

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