「パラサイト 半地下の家族」のポン・ジュノ監督(後列右から4人目)と出演者ら(資料写真)=(聯合ニュース)
「パラサイト 半地下の家族」のポン・ジュノ監督(後列右から4人目)と出演者ら(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国文化体育観光部に所属する海外文化広報院は20日、25カ国・地域の在外文化院などに追加で予算を支援し、今年6月にかけて「韓国映画特別イベント」を集中的に開催する計画だと発表した。ポン・ジュノ監督作品「パラサイト 半地下の家族」の米アカデミー賞4冠などを機に、海外で韓国映画に対する関心が高まっていることを受け、同作をはじめとする韓国作品の上映会などを行う。

ポン・ジュノ の最新ニュースまとめ

 

 米国の韓国文化院では「韓国映画の夕べ」と題するイベントや現地の専門家を招いたプログラムを開催し、イタリアの文化院は現地の映画祭で韓国映画特別上映会を実施する。

 フィリピンや香港の文化院は上映会に加えて韓国文化体験イベントを開催。「パラサイト」に登場する、2種類のインスタント麺をまぜる「チャパグリ」作りなどを行う。

 文化体育観光部は、昨年10月にまとめた「韓国映画産業発展計画」の実行にも力を入れる。計画には、映画クリエーターの育成に向けポン・ジュノ監督らを輩出した韓国映画アカデミーの教育課程と人員を拡大し、製作費支援を増やすことなどが盛り込まれている。このため、今年度(1~12月)は前年比6倍以上の53億ウォン(約5億円)の関連予算を組んでいる。

 朴良雨(パク・ヤンウ)文化体育観光部長官は「韓国の映画や文化産業全般に対する支援を広げ、世界各地の文化院で韓国文化コンテンツを積極的にPRすることで、韓国が名実ともに文化強国となれるよう努めたい」としている。


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