新型コロナウイルスの集団感染が発生した「ダイヤモンド・プリンセス」(資料写真)=(共同通信・AP=聯合ニュース)
新型コロナウイルスの集団感染が発生した「ダイヤモンド・プリンセス」(資料写真)=(共同通信・AP=聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】肺炎を引き起こす新型コロナウイルスの集団感染が発生し、日本の横浜港で検疫中のクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」について、韓国政府は11日、乗船している国民を韓国に運ぶ計画はないと明らかにした。 同船の感染者は130人を超える。韓国人は乗客9人、乗員5人の計14人が乗船している。 新型肺炎に対する中央対策本部の副本部長を務める金剛立(キム・ガンリプ)保健福祉部次官は記者会見で、横浜にある総領事館を通じて韓国国民14人の安否を確認していると説明。クルーズ船の問題は日本内で発生している事案であり、原則的に日本当局が治療などの措置を取るべきだとの認識を示し、現段階で国民の移送計画はないと伝えた。必要な医薬品や物資を届けるなど、適切な支援を行うため最大限努力するという。 金氏は、新型肺炎が発生した中国・湖北省武漢市から韓国人をチャーター機で帰国させたことについては、「中国政府が(武漢)地域そのものを封鎖したため、国民を保護するため例外的な措置を取ったものだ」と述べ、横浜港で検疫中のクルーズ船とは状況が異なると説明した。
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