北朝鮮が17年3月18日、西海発射場で実施した高出力ロケットエンジンの地上燃焼実験(資料写真)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
北朝鮮が17年3月18日、西海発射場で実施した高出力ロケットエンジンの地上燃焼実験(資料写真)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
◇北朝鮮の「重大実験」 韓米が監視・注視 北朝鮮が北西部・東倉里の西海衛星発射場で「大変重大な実験が行われた」と発表したことについて、韓国国防部の崔賢洙(チェ・ヒョンス)報道官は9日の定例会見で、「韓米が緊密な連携下で東倉里をはじめとする主な地域の活動について綿密に監視し、注視している」と述べた。「重大な実験」については、「韓米の情報当局が分析中のため、具体的な情報は公表できない」と言及を避けた。◇米軍偵察機が朝鮮半島上空を飛行 北朝鮮の「重大実験」発表後 北朝鮮が東倉里の西海衛星発射場で「重大な実験」を行ったと発表した翌日、米軍の主力偵察機が韓国首都圏の上空を飛行したことが分かった。北朝鮮の追加実験や挑発の動きを把握するため、監視活動を強化しているようだ。米軍は北朝鮮による先月28日の「超大型放射砲(多連装ロケット砲)」連続発射実験を前後し、偵察機の朝鮮半島出動を増やしている。◇文大統領がU2ボノさんと面会 南北の平和と統一願うメッセージに謝意 文在寅(ムン・ジェイン)大統領は青瓦台(大統領府)で、世界的ロックバンド「U2」のボーカルで社会運動家のボノさんと面会し、U2が前日のソウル公演の途中に南北の平和と統一を願うメッセージや女性問題に関するメッセージを発したことに謝意を示した。また文大統領はU2が音楽活動を通じて平和・人権・飢餓・疾病撲滅など社会運動を展開し多くの成果を上げたことに敬意を表した。これに対しボノさんは「文大統領が平和プロセスにおいて大きな努力を傾け、リーダーシップを発揮したことに対し感謝の言葉を申し上げる」などと語った。◇法相候補が国会聴聞会の準備スタート 「検察改革」に意欲 文大統領が法務部長官候補に指名した秋美愛(チュ・ミエ)国会議員が国会の人事聴聞会に向けた人事聴聞会準備団の事務所に出勤し、聴聞会の準備に入った。秋氏は「候補に指名された後、検察の改革に対する国民の期待と要求がさらに高まっていることを確認できた」として、「司法改革と検察改革の要点は国民が安心すること、国民を楽にさせること」と述べた。法務部長官は前任のチョ国(チョ・グク)氏が家族の不正疑惑などで10月に辞任し、空席が続いていた。文大統領は5日に秋氏を法務部長官候補に指名した。同氏は人事聴聞会を経て、正式に就任する。◇最大野党「自由韓国党」 院内代表に沈在哲氏 最大野党「自由韓国党」は、国会運営を取り仕切る院内代表に沈在哲(シム・ジェチョル)議員を選出した。院内代表とペアで立候補する政策委議長には金在原(キム・ジェウォン)議員が選ばれた。党内では非主流派だが、さまざまな疑惑を暴き与党批判の急先鋒に立ってきた沈氏と、朴槿恵(パク・クネ)前大統領に近い「親朴系」で戦略家として知られる金氏が執行部入りすることで、ファストトラック(迅速処理案件)法案処理を巡る与党との対立にどのような影響を与えるか注目される。◇盧武鉉元大統領側近の監察もみ消し疑惑 今週にもチョ国氏を聴取へ 故・盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領の側近だった柳在洙(ユ・ジェス)元釜山市経済副市長への監察打ち切り疑惑を捜査中の検察は、早ければ今週にも2017年当時、青瓦台(大統領府)民情首席秘書官だったチョ国・前法務部長官を出頭させて事情聴取を行う予定だ。検察は柳氏に対する監察打ち切りの経緯や理由について調べ、チョ氏に対し職権乱用容疑を適用するかを判断する方針だ。◇国民の8割以上「韓国は住みやすい」 文化体育観光部が公表した「2019年韓国人の意識・価値観調査」の結果によると、韓国が「住みやすいところだと思う」と答えた回答者が81.9%を占めた。63.6%が全般的に幸福だと感じ、68.3%が現在の仕事に価値があると考えていると集計された。韓国人であることが誇らしいとの回答も80%を超えたが、90%以上が進歩(革新)層と保守層の対立が激しいと考えており、社会のあつれきに対する懸念も大きかった。
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