北朝鮮の金星大使(資料写真)=(聯合ニュース)
北朝鮮の金星大使(資料写真)=(聯合ニュース)
【ニューヨーク聯合ニュース】北朝鮮の金星(キム・ソン)国連大使は7日、外国メディアに声明を送り、今後の米朝協議について、「北朝鮮を窒息させようとする試みから敵視政策を続けている」とトランプ政権を批判し、「われわれは今、米国と長く対話する必要がない。非核化は交渉のテーブルから下ろされた」と主張した。米国と北朝鮮が激しい応酬を続ける中、国連でも米国に警告のメッセージを発した格好となる。 金氏は「米国が追求する対話は国内の政治的アジェンダとして朝米対話を利用するための時間稼ぎ」と指摘した。国内の政治的アジェンダは、トランプ大統領が再選を目指す2020年の大統領選を指すとみられる。 金氏の声明は北朝鮮が「新しい計算法」を求めて非核化交渉の期限とした年末が迫り、双方の緊張が高まっている中で注目を集める。 一方、金氏は欧州諸国が北朝鮮のミサイル発射を非難する声明を発表したことに関して、「深刻な挑発」と批判し、ミサイル発射は「国の防衛力を強化する正当な措置」と主張。「米国に意図的にこびを売る卑劣な行動」と欧州諸国を非難した。
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