国会の国政監査で答弁する康氏(左)=21日、ソウル(聯合ニュース)
国会の国政監査で答弁する康氏(左)=21日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の康京和(カン・ギョンファ)外交部長官は21日、国会の国政監査で、日本との首脳会談の見通しについて、「首脳レベルの会合が可能になるためには日本の前向きな態度や(会談の)成果が担保されることが必要だ。まだ道のりは遠い」としながら、「ただ、韓国政府は首脳レベルの対話を含め、常に日本との対話にオープンな姿勢を取っている」と強調した。 また、「外交当局間で複数の協議をしたが、懸案を巡る立場の隔たりが大きい」として、「その隔たりを縮めるため、努力が必要な状況」と説明した。 李洛淵(イ・ナクヨン)首相が、天皇が即位を国内外に宣言する「即位礼正殿の儀」に合わせて22~24日に訪日し、安倍晋三首相に伝達するとみられる文在寅(ムン・ジェイン)大統領の親書の内容については言及を避けた。ただ、「通常、親書の草案は外交部が作成し、青瓦台(大統領府)に伝える」として、「(今回も)草案を伝達した」と述べ、親書を送る計画があることを認めた。 10分程度になる予定の李首相と安倍首相の面会時間に関しては「まだ調整中」とし、時間が少し延びる可能性もあることを示唆した。 旧日本軍の慰安婦問題を巡り、2015年末の朴槿恵(パク・クネ)政権で締結された韓日合意について、適当な裁量権の行使だったかどうかについては、「適当ではなかった。政治的な合意だった」と答弁した。
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