韓国外交部の金丁漢(キム・ジョンハン)アジア太平洋局長=(聯合ニュース)
韓国外交部の金丁漢(キム・ジョンハン)アジア太平洋局長=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国外交部の金丁漢(キム・ジョンハン)アジア太平洋局長は16日、日本外務省の滝崎成樹アジア大洋州局長とソウルで局長協議を開催し、韓国大法院(最高裁)の強制徴用賠償判決や日本の対韓輸出規制強化などによる両国のあつれきを解消する方策について意見交換する。 局長協議は先月20日以来。天皇が即位を国内外に宣言する「即位礼正殿の儀」に合わせた李洛淵(イ・ナクヨン)首相の訪日を控えており、協議の内容が注目される。 両氏は韓国大法院の強制徴用賠償判決や日本の対韓輸出規制強化のほか、韓国の韓日軍事情報包括保護協定(GSOMIA)終了決定などについて意見交換するとみられる。 この協議で関係改善の糸口を見いだすことができれば、李首相の訪日への期待が高まるとみられるが、現時点では立場の違いを埋める可能性は大きくないとの見方が強い。 両氏は協議後にも夕食を共にし、意見交換を行う予定という。 両国の対立は深まるばかりだが、外交当局間の意思疎通は継続されており、約1カ月に1回のペースで局長級協議が開かれている。 一方、滝崎氏は金氏との協議前、北朝鮮の核問題を担当する韓国外交部の李度勲(イ・ドフン)朝鮮半島平和交渉本部長と会談する予定だ。
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